首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

『All You Need Is Kill』

All You Need Is Kill』(原題: Edge of Tomorrow)を観る。全く予備知識なし。完全な時間潰しだったのだが。

トム・クルーズという名前は聞いたことがある。しかし一度も映画で見たことがない。トップガン?ミッションインポッシブル?全く知りません。自分でもかなりのマイノリティだと思う。で、今日が初めてのトム・クルーズ

のっけからものすごいテンポで話が進む。おい、もう戦闘かい。おい、もう死ぬんかい。

しかし、ストーリーはきっちりとつかめる。話の筋はしっかり通っている。ゲームオーバーしたら、また100円玉を入れて最初から。行き詰ったら、リセットボタンを押してはじめから。つまりそういうことだな。

口は達者、紙で手を切っても失神する軟弱軍人。この設定が絶妙だ。時を追うごとに、いや、時を繰り返すごとにギンギンに強くなっていく。おお、これはかっこいいぞ、トム・クルーズ

舞台となるロンドンの街。この画がまた最高だ。ああ、ヒースローが前線基地に。テームズの両岸が壊滅的被害に。行ったのは仕事で年に数度、その程度しかロンドンを知らない僕でもこんなに胸が締め付けられる。はー、いまどきのCGってこんなにレベルが高いんすか。感嘆するわ。

エンディングも納得の大団円。いやー、これは面白い。エンドロールに日本人の名前が次々に登場する。これって日本人の企画なんですかね。へー、原作が日本のライトノベルですか。それをハリウッドが実写化、主演がトム・クルーズ。おお、すごいぞ日本人。

帰りの58号線、運転がなんだかトム・クルーズ的になる。アクセルをやや強めに踏み込み、3つの車線を右に左にやや頻繁にチェンジ。死んでも生き返るような気がして。やばい、やばい。