コスタリカ戦に思う
コスタリカ戦を観る。
本田が良くない。全くもって精彩を欠いている。パスも消極的。ポジショニングも悪い。最後は完全に足が止まっていた。前回のキプロス戦よりもさらに状態は落ちているんじゃないだろうか。
昨夜のNHK「プロフェッショナル」。1年と半年前の石垣島の本田の姿が映った。とてもいい笑顔をしていた。厳しいトレーニングの中にも、気持ちの余裕が読み取れた。
いま、その笑顔は完全に失われている。余裕とか、遊びとか、洒落とか。そういったものが感じられない。自分を追い込んで、次から次へと限界に挑戦して。そんな生活はいつまでも続けられないんじゃないだろうか。鍛え過ぎた心身が金縛りにあったように見えた。あたかも過冷却の水が小さなきっかけで一気に凍ってしまうように。
「凡人がね メッシやクリスティアーノと張り合おうと思ったら毎日鬱ですよ。」そう答えた以前の本田がとても印象に残った。いつの間にか、本田は彼らと真っ正面から張り合う土俵の上に、自ら上がってしまったんじゃないか。
これ以上、自分を追い込まないでほしい。エンジョイ。