首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

Entries from 2014-01-01 to 1 year

伯母との大晦日

伯母のところへ面会へ。10月末に大きな手術をした伯母。あと何回も会えないだろう。そんな気持ちで伯母の暮らす老人ホームを訪ねた。想像していたよりもずっと元気そうだ。会話もしっかりとできる。今度ピアノを弾こうな、そう約束したことも覚えていた、何…

年越しの準備

年越しの準備。鏡餅を供えたり、掛け軸を変えたり。羽子板を飾ったり、お墓参りに行ったり。床の間の掛け軸。年越しに向けて四国八十八箇所の御朱印にした。これを眺めていると心が落ち着く。どうこうという理屈よりも、実際に心が落ち着くのだから、これは…

父親とランチ

父親と二人でランチ。近くにできたという和食バイキングの店へ。昨日から母親は神戸の妹宅へ泊まりに出ている。お昼ごろ、接骨院から帰ってきた父は「おい、なんか食べにいこか。」といった。珍しい。実際に珍しいことだ。二人で食事に行くなんて何年ぶり、…

親友と冬ゴルフ

今年は帰省するんや。そう連絡したら、親友は年末の貴重な日曜日を割いてくれた。突然決まった何ヶ月ぶりかのラウンドは、大阪の名門・ずっと憧れだった泉ヶ丘カントリー。まさかここをコースの予習もせず、打ち込み練習もせず、ぶっつけで臨むことになろう…

年末の帰省

何年ぶりかで年末に帰省。LCCのチケットは直前でも余裕で取れた。ターミナル連絡バスは年末年始を沖縄で過ごすと思しき本土からの客で混み合っていた。なにもわざわざこの寒い時期に沖縄を離れることはない。昨年まではそう思っていた。けれども今年は心境が…

仕事納め

今日は仕事納め。今年のお仕事は今日で終わりにする。この業界はあまり年末年始の感覚がなく、というよりもむしろ年末年始は忙しく、僕自身もその流れに沿って勤務するつもりでいた。けれども、ここにきて大きく環境と心境が変化した。帰省という名目で長期…

ポインセチア

昼休みに銀行めぐり。ずっとメインバンクとして使ってきた三井住友銀行。沖縄に支店・営業所がひとつもない。「インターネットがあれば不便はない」と言いつづけてきたが、やはり行員の顔を見ながら相談したいこともある。おなじみの某銀行。窓口の担当者の…

サンタが那覇に

いつも楽しみにしているGoogleのsantatracker。今年もサンタは那覇にやってきてくれた!到着は22時38分。ちょうど僕が「天には栄え」をピアノで弾きまくっていた時間帯じゃないか。ちなみに去年の時刻を調べてみたらまったく同じ22時38分だった。偶然?それ…

天には栄え

クリスマスの曲、今年は「天には栄え(あめにはさかえ、Hark! The Herald Angels Sing)」がマイブーム。ほんまいい曲やなぁー。「いと高き處には榮光、神にあれ。」聖書の大クライマックスシーンですわ。信者でない僕も、その高揚した雰囲気には共振できる…

手帳リフィルを買う

来年用のリフィルを購入。もうあれから1年が経つのか。去年購入したのは12月20日だった。こうやってブログに残しておくと面白い。去年は税込みで6,930円だったとある。今年は7,128円。消費税3%上昇分だけ多く支払ったわけだ。「申し訳ないのですが、今年…

変人と呼ばれて

昨日の忘年会。二次会にも久しぶりに参加。ええ、呼ばれれば喜んでいきます。呼んでいただければ。ピアノを弾いたおかげで声をかけていただけた。その意味では、ホントに「芸は身を助く」だな。きちんと普段から芸は磨かなければいけない。「いい機会を有難…

もみの木

職場の忘年会。宴会場には白いピアノが置かれていた。ヤマハのグランドピアノ、品番はC3。いい楽器があるじゃないか。僕の知らない女性が余興として何曲か演奏した。位の上の方から順々に挨拶が続く。数人ずつ名前を呼ばれ、前でマイクを持つ。長い時間を経…

『Bloody Daughter』

やっと『Bloody Daughter』を観た。(邦題・アルゲリッチ 私こそ、音楽!)ものすごいものを見てしまった。こんなものを見てしまっていいのだろうか。それが感想。高校時代から崇めたてまつっている女神様・アルゲリッチ。禁中、御簾の中を覗いてしまったよ…

『Red Family』

『Red Family』(原題:붉은 가족)を観る。シリアスな映画だ。間違いなく製作者はそのつもりだ。エンドロールに流れる音楽には、「そう読み取ってくれ」というメッセージが込められている。コメディではない。とはいえ、スパイ映画としてはディテールが雑過…

『RUNNER RUNNER』

サザンプレックスで『RUNNER RUNNER』。カジノの映画は見ておかねば。ギャンブルの類に全く興味がない。常に期待値と分散をイメージしながらリスク回避的に行動をする僕にとって、この主人公の行動には共感できる。イカサマを見抜き、コスタリカまで文句を言…

カンディンスキーの誕生日

今日のgoogleロゴはとても美しい。カンディンスキー生誕148年だとか。おめでとうございます。高校時代だったか、予備校の時だったか、カンディンスキーを見た時の衝撃ははっきりと覚えている。その絵はこの「印象3(コンサート)」。憧れの「印象3(コンサ…

調律師、降臨

ピアノの弦、切れたままにはしておけない。切れたその日の夜、インターネットで相談できそうな楽器店を必死で探した。目に付いたのは○○楽器。まだ銀行に勤めていたころ、通りがかってフラリと立ち入ったことがある。店の奥にグランドピアノの試弾室があった…

Marcolini Stollen

大好物のシュトレン。ピエール・マルコリーニの限定品。もちろん頂き物ですわ。沖縄で手に入るはずもない。ありがたや、ありがたや。 たっぷりのドライフルーツを赤ワインに漬けこみ練り込んだ独自のカカオ発酵生地を焼成後、たっぷりのバターにくぐらせて時…

弦が切れた

ピアノの弦が切れてしまった。悪いときには悪いことが続くものだな。普段弾かないハノンをやっていたら、変ホ長調の時にG♭3が突然バチンという音とともにはじけ飛んだ。生まれて初めての経験だ。沖縄のこの過酷な環境では、繊細な存在はすぐに朽ち果ててしま…

『Monica Z.』

『Monica Z.』(邦題:ストックホルムでワルツを)を観た。佳作。いや、これは佳作どころか今年有数の傑作だ。全く期待せずに観に行ったときに限ってこういうことが起こるから困る。実に素晴しい出来栄えなのだが、あららと思ったところもチラホラ。忘れない…

警告灯

愛車がプチトラブル。最近はゴルフへの情熱も薄れ、クルマを長時間運転する機会が激減。久しぶりに名護まで走らせている途中、ダッシュボードに見慣れないマークが点灯した。一つ目はオイル警告灯。オレンジ色の大きなマーク。アラジンの魔法のランプのよう…

Château Cheval Blanc 1988

旧友が来沖。那覇マラソンのため、市内のホテルには全く空きがない。しょぼいビジネスホテルに法外な料金を払うぐらいなら、クルマを走らせて静かなリゾートを楽しむ方がずっといい。こういう機会にこそ開けるべきワインがある。選んだのは1988年のCheval Bl…

『Fury』

『Fury』を観た。単なる反戦映画ではない。もちろん戦争賛美でもない。宗教映画というジャンルがあるとすれば、この映画はそれにカテゴライズされるべきだろう。絶体絶命の場面。「バイブル」と呼ばれる男が聖書のある一節をつぶやく。ブラッド・ピットが演…

『Interstellar』

『Interstellar』を観る。これは考えさせられる映画だ。三次元を超える空間を、まだ人類は把握できていないだけなのだ。幽霊現象だけでなく、予知夢とか、デジャヴとか、そういったものをきっと何世代か後では科学的に解明されているのかも。そう考えると、…

『西遊記~はじまりのはじまり~』

『西遊記~はじまりのはじまり~』を観た。いや、これはホントにヤバいでしょう。こんなにも下らない映画があるのか。評価できるのはエンディングに流れたGメン75のテーマだけ。これが流れたとき、あまりのアホらしさに腹を抱えてしまった。もしこの中国映画…

『救いたい』

『救いたい』を観た。ポイント3点。1.麻酔科医のお仕事とその意義についてはとてもよく分かった。大久保病院でのオペで担当してくださった女性の麻酔科医さんには改めて感謝。しかし、ちょっとこのネタへの比重が重すぎるのでは?映画全体としてバランス…

沖縄県知事選挙

沖縄県知事選挙。現職の仲井眞氏が落選。新人で那覇市長の翁長氏が当選。なかなか理解するのが難しい結果ではある。

バッグを修理に

ぶっ壊れたバッグを修理に出した。先日帰省した折、トロリーバッグの底が抜けた。実にあっけなく、ゴムでできたプロテクターがバリバリに破れた。ここのところ、メインのジッパーの調子も悪かった。閉じたものが自然に開いてくる。たぶんYKK製だったら起こり…

『シャトーブリアンからの手紙』

『シャトーブリアンからの手紙』(原題:LA MER A L'AUBE)を観る。ただただ純粋なギィ・モケ少年。一点の曇りもない。その対極に位置するのがヒトラー。姿も声も現さないゆえに底なしの悪を感じさせる。この二極を結ぶ座標軸上に、さまざまな人間がプロット…

壊れたヨーロッパ

「失敗の本質」を読むと、そのまま二の轍を踏んでいると感じるところはある。日本人ではある、しかしむしろドイツ人、あの時代のあのドイツ人に近いような。 (非公開) 「まさか、あなたは」かれが私に言った、「戦争の話をするために、わたしのところへき…