首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

『Interstellar』

『Interstellar』を観る。

これは考えさせられる映画だ。三次元を超える空間を、まだ人類は把握できていないだけなのだ。

幽霊現象だけでなく、予知夢とか、デジャヴとか、そういったものをきっと何世代か後では科学的に解明されているのかも。そう考えると、なんだか心に光が射す。

違和感なく物語の世界に入っていけた。NHKスペシャル「神の数式」にハマった程度の知識しかないが、量子論一般相対性理論の統合といういま一番熱い分野の到達点を十分踏まえているような気がした。

次世代の探検家の役割は、ブラックホールのデータ入手になるだろう。それさえあれば、夢の統合理論完成も夢じゃない。そんな気になってきた。

5次元空間のイメージは僕にはバッチリとはまった。これ、TALIESINの一連の意匠そのままじゃないか?先見性というか、普遍性というか、意外なところでFrank Lloyd Wrightの力を思い知ることになった。

いやはや、ハリウッドの企画力と実現力には恐れ入る他ない。いいもの見せていただきました。