『西遊記~はじまりのはじまり~』
『西遊記~はじまりのはじまり~』を観た。
いや、これはホントにヤバいでしょう。こんなにも下らない映画があるのか。評価できるのはエンディングに流れたGメン75のテーマだけ。これが流れたとき、あまりのアホらしさに腹を抱えてしまった。
もしこの中国映画を見て中国の方々が面白いと思うのなら、もし中国の方々の感性がそのような造りになっているのなら、もう日中の和解の日は永遠にこないかもしれない。そう思わざるを得ないほど、心にひっかかる部分がなかった。評価できるのはGメン75のテーマだけ。酷い映画だった。
三蔵法師・玄奘は僕の心の支えである般若心経を漢字にしてくださった大恩人。なんだか愚弄されたようでとても心が苦しい。『Fury』を見てきた直後だけに何ともやるせない気分だ。
実はこの映画、つまらないだろうことは予想できていた。チラシを見ても、予告編を見ても、クダラナイだろうことは分かっていた。
しかしこの映画、日本経済新聞の映画レビューで五つ星だったのですぜ。日経の五つ星はなかなかないのですぜ。だから観に行ったのですぜ。
五つ星をつけたのは宇田川幸洋という映画評論家。当たり前のことだが、映画を通じて映画評論家も批評の対象となる。
直ちに筆を折ってもらいたいものだ。