首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

映画

『娚の一生』

ミハマで時間潰し。『娚の一生』を観る。ん?これは少女マンガの世界か?と思ったら本当に原作はマンガだった。なるほど。まさに女性コミック。こんな男性は世の中に存在しませんから。トヨエツと向井理があなたを奪い合う、そんなことあり得ませんから。確…

キネマ旬報ベスト・テン

第88回キネマ旬報ベスト・テンが発表されたのだとか。昨年まで、僕の中では完全にスルーされていたニュースだ。今年は「お、どれどれ?」と身を乗り出した。人は変わるものだ。僕が映画を観始めたのは昨年の5月。12月末までの8ヶ月間で71本を鑑賞した。その…

『Open Windows』

『ブラック・ハッカー』(原題:OPEN WINDOWS)を観る。スペイン人の監督がハリウッドで撮ったとか。なんだか冒頭から異質な雰囲気。注意してストーリーを追わないと振り落とされそう。斬新な画面だ。監視カメラの映像、PCのディスプレイ。こんな作品ってこ…

『Bloody Daughter』

やっと『Bloody Daughter』を観た。(邦題・アルゲリッチ 私こそ、音楽!)ものすごいものを見てしまった。こんなものを見てしまっていいのだろうか。それが感想。高校時代から崇めたてまつっている女神様・アルゲリッチ。禁中、御簾の中を覗いてしまったよ…

『Red Family』

『Red Family』(原題:붉은 가족)を観る。シリアスな映画だ。間違いなく製作者はそのつもりだ。エンドロールに流れる音楽には、「そう読み取ってくれ」というメッセージが込められている。コメディではない。とはいえ、スパイ映画としてはディテールが雑過…

『RUNNER RUNNER』

サザンプレックスで『RUNNER RUNNER』。カジノの映画は見ておかねば。ギャンブルの類に全く興味がない。常に期待値と分散をイメージしながらリスク回避的に行動をする僕にとって、この主人公の行動には共感できる。イカサマを見抜き、コスタリカまで文句を言…

『Monica Z.』

『Monica Z.』(邦題:ストックホルムでワルツを)を観た。佳作。いや、これは佳作どころか今年有数の傑作だ。全く期待せずに観に行ったときに限ってこういうことが起こるから困る。実に素晴しい出来栄えなのだが、あららと思ったところもチラホラ。忘れない…

『Fury』

『Fury』を観た。単なる反戦映画ではない。もちろん戦争賛美でもない。宗教映画というジャンルがあるとすれば、この映画はそれにカテゴライズされるべきだろう。絶体絶命の場面。「バイブル」と呼ばれる男が聖書のある一節をつぶやく。ブラッド・ピットが演…

『Interstellar』

『Interstellar』を観る。これは考えさせられる映画だ。三次元を超える空間を、まだ人類は把握できていないだけなのだ。幽霊現象だけでなく、予知夢とか、デジャヴとか、そういったものをきっと何世代か後では科学的に解明されているのかも。そう考えると、…

『西遊記~はじまりのはじまり~』

『西遊記~はじまりのはじまり~』を観た。いや、これはホントにヤバいでしょう。こんなにも下らない映画があるのか。評価できるのはエンディングに流れたGメン75のテーマだけ。これが流れたとき、あまりのアホらしさに腹を抱えてしまった。もしこの中国映画…

『救いたい』

『救いたい』を観た。ポイント3点。1.麻酔科医のお仕事とその意義についてはとてもよく分かった。大久保病院でのオペで担当してくださった女性の麻酔科医さんには改めて感謝。しかし、ちょっとこのネタへの比重が重すぎるのでは?映画全体としてバランス…

『シャトーブリアンからの手紙』

『シャトーブリアンからの手紙』(原題:LA MER A L'AUBE)を観る。ただただ純粋なギィ・モケ少年。一点の曇りもない。その対極に位置するのがヒトラー。姿も声も現さないゆえに底なしの悪を感じさせる。この二極を結ぶ座標軸上に、さまざまな人間がプロット…

『大いなる沈黙へ』

『大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院』(原題:DIE GROSSE STILLE, 英題:INTO GREAT SILENCE)を観る。シャルトルーズといえば、あのフランスの薬草酒。少しカクテルを勉強したことがある人なら誰でも知っている定番リキュールだ。僕はフラン…

『THE EQUALIZER 』

朝は久しぶりに倶楽部へ。朝一番のスタート。実際、これだけ久しぶりだとここまで酷いゴルフになるのは必然。しかし、ひどければ酷いなりにゴルフは楽しい。気の置けない先輩たちに明るくつつかれながら、気持ちよくラウンドできた。その後は映画館へ。『イ…

『Red Obsession 』

『世界一美しいボルドーの秘密』(原題:Red Obsession)を観る。パルメ、マルゴーにラトゥール、そしてペトリュス。なるほど、こういう人がオーナーなのだな。僕の一番のお気に入りである(ラ・ミッション)オー・ブリオン、それから先日開けたコスの若いオ…

『Jersey Boys』

美浜まで『ジャージー・ボーイズ』(Jersey Boys)を観に行く。昔からアメリカンオールディーズは苦手。このフォーシーズンズというバンド名も知らなかった。ああ、この「シェリー」って曲がそうなんですか。これは聴いたことがあります。全く思い入れはない…

『誰よりも狙われた男』

もの凄い映画に出会ってしまった。『誰よりも狙われた男』(原題:A MOST WANTED MAN)。スパイ映画というジャンルがあるのだろうか。舞台はドイツ・ハンブルグ。古くからの貿易港、そして9.11実行犯と深いつながりを持つ街だ。主人公・バッハマンはドイツの…

『Million Dollar Arm』

週末の東京株式市場。悲惨な投げ売りで引けた。一応、手は打っておいた。今回、潮目を読めたの偶然だ。とにかく僕には投資の才能はない。証券アナリスト試験にパスしたとしても、フィナンシャルアドバイザーの講師をしたとしても、これだけはどうにも上手く…

『めぐり逢わせのお弁当』

週末は桜坂劇場へ。『めぐり逢わせのお弁当』(英題:The Lunchbox)を観る。この間の「マダム・イン・ニューヨーク」と同じ”マダムもの”。しかし、その味わいは全く違う。全編ズッポリとインドの生活。けれど、いわゆるインド映画の雰囲気ではない。さすが…

『舞妓はレディ』

皆既月食は曇りでオジャン。じゃあ映画でも見て帰りますか。昨日の映画はとにかく酷かった。今日はどうだろう。で、『舞妓はレディ』。正気かね、この監督。こんな人を小馬鹿にした映画でカネを取ろうとは。例のテーマソングが流れた時、不覚にも寒イボが立…

『アバウト・タイム』

『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』(原題:About Time)を観る。何なのだろうか、このムカムカ感。この手の不快感は久しぶりだ。ハズレ。かなり「タイムスリップもの」の映画を見てきたので、僕も目が肥えてきたのかもしれんな。それにしても、こ…

『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』

『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』(原題: sacro gra)を観る。首都ローマを取り囲む高速道路、Grande Raccordo Anulare。略称 GRA。映像を見る限り、ずいぶんと郊外を走る道だと感じる。東京・首都圏でいえば、外環自動車道よりもさらに外側、国道16号…

鑑賞映画リスト・上期

この4月から9月まで、映画館で観た映画のリスト。 『大統領の執事の涙』 The Butler 『それでも夜は明ける』 12 Years a Slave 『メイジーの瞳』 What Maisie knew 『相棒 劇場版III』 『マンデラ・自由への長い道』 Mandela: Long Walk to Freedom 『青天の…

『Guardians of the Galaxy』

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(原題: Guardians of the Galaxy)を観る。3D 吹替版。冒頭、暗闇の場面。いきなり10ccの"I'm not in love"が流れる。これだけでもう1,000円分ぐらいの価値がある。けれど、残りの時間は「うーん。」という感じ。な…

『秋のソナタ』

『秋のソナタ』(原題: Höstsonaten、英題: Autumn Sonata)を観る。(上映終了まで非公開)

『ルパン三世』

映画を見て帰る。実写版『ルパン三世』。予告編は決して悪くなかったぞ。お客さんも結構入っている。 (上映終了まで非公開) ああ、あのテーマが聴きたかったし。

『イン・ザ・ヒーロー』

以前から公言しているとおり、僕は唐沢寿明が好きだ。もう好きで好きで。mixiの「財前五郎になりたい」コミュに今でも入り浸っているのはその筋では有名な話。その「上げ底」抜きで、この映画はよかった。本当によかった。いったいどういう人が、こんな素晴…

『フルスロットル』

与那原のゴルフレンジへ。暑い。400球を3時間以上かけてゆっくり打った。2リットルのペットボトルが空になった。昨日購入した新しいウエッジ、CG16(Forged)の50°(バウンス8°)を試してみる。ワクワク。上手くいくだろうとは思っていた。それにしても、こ…

『マダム イン ニューヨーク』

初めての桜坂劇場。『マダム イン ニューヨーク』(原題:English Vinglish)を鑑賞する。僕も英語が苦手だった。とにかく会話がからっきしダメ。このままではいけない、と大学に入ってから一念発起してアメリカに留学した。だからよくわかる。ホントによく…

『ビヨンド・ザ・エッジ』

陰鬱な気分で退社。週末だし、気分転換に映画でも見て帰ろう。『ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂』(原題:Beyond the Edge)の上映開始に滑り込む。失敗した。気分の落ち込んだ時に観る映画ではなかった。登山を愛することを自覚する僕…