首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

バッグを修理に

ぶっ壊れたバッグを修理に出した。

先日帰省した折、トロリーバッグの底が抜けた。実にあっけなく、ゴムでできたプロテクターがバリバリに破れた。

ここのところ、メインのジッパーの調子も悪かった。閉じたものが自然に開いてくる。たぶんYKK製だったら起こり得ないトラブルだ。これを購入したのは沖縄に移住してきた5年前。ちょっと痛むのが早すぎるような気もするが、それはまあご愛敬。

長く使うつもりだったし、移住記念として買ったものでもあるし、修理に出すことに躊躇はなかった。一応見積もりを出してもらい、部品が日本にあることが確認されたので早速預かってもらうことにした。

見積額は安くはなかった。底ラバーの交換が3万円。ジッパーの取り換えが7万円。けれどこれで、愛着あるこいつがピカピカになって帰ってくるのだ。それを想像すると、なんだか新品を買うときよりも満たされた気分になる。不思議だ。

1か月すればまた会える。小さな楽しみができた。