首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

汪泉閣の朝

冷え込んだ朝こそ朝風呂。

朝一番、雪の降りつもる川べりの露天を一人占め。自宅の湯船でも幸せになれるのだから、これを至福と呼ばずに何と呼ぶ。

汪泉閣の巨大な露天風呂。ずっと入っていると、どこから温かい湯が湧いてくるか把握できてくる。一番いい温度の場所に腰を据え、雪見露天風呂を堪能。放心。

朝食は大広間で供される。奥の席にカナダ人ご一行様。

それにしても仲居のおばちゃんたちがスゴイ。英語は「これはドレッシング。イエス。」ぐらい。これ以外はすべて日本語で対応。

明るい大きな声で自信を持って説明している。外人さんたちも「オー」「イエスイエス」、楽しそうにコミュニケート。これでいいんだよ。

そう、これがいいんだよ。繁盛しているのには理由がある。