首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

『カンチョリ オカンがくれた明日』

午前は社長ミーティング。

前日に突然決まった社長への説明。2時間の突貫工事で作った資料でプレゼン。こういうのは朝飯前。

最初はお疲れ気味だった社長も徐々にテンションアップ。この方向で決まるといいな、と思っていたことについて、想定以上のサポートを貰えることになった。
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帰り道、『カンチョリ オカンがくれた明日』を見る。ハッピーエンドで、プサンはいい街で、まあいい映画だったかな。

主人公のオカンは認知症。重い病気も抱える。徘徊を重ねる。亡くしたオトンと息子である僕の区別がつかない。オトンには相当辛い思いさせられたようだ。肉体労働に汗を流し、オカンの世話をして暮らす。これで日々精いっぱい。

オカンには臓器移植が必要だ。想像を絶するカネがかかる。知らぬうちに危ない世界と接点をもつ僕。肝心のアクション場面はちょっと過多。やりすぎ。ストーリー全体とのバランスが悪くてもったいない。

ボロいサイドカーが登場する。運転するのは笑顔の僕。助手席に乗るのはオカン。何ともほのぼのした絵だ。自分が初めて買ったクルマを思い出す。母や祖母は屋根を開けたクルマにチョコンと乗っていた。印象的で重要な小道具だ。

オカンがくれた明日、か。主人公がオカンからもらったもの。それは沖縄方言でいうところの「チム」だった。

心情とか、情とかいう意味もあるんだな。