本田圭佑/AC Milan
今夜の試合、楽しみで仕方がない。Serie A 第20節、Milan - Hellas Verona*1。
本田はついにMilanへ。1戦目は後半途中出場。2戦目は先発で初得点。最高のスタートだ。
3戦目となる今夜。この試合は非常に重要だと思う。そして、とてつもなく大きなものを彼は掴むんじゃないか。そう思っている。
なぜ重要か。理由は単純、この試合が新監督セードルフのデビュー戦だから。
大統領・セードルフといえど、監督業はぶっつけ本番。今回の抜擢を疑問視する声も少なくない。昨夜の会見は堂々の笑顔だったけれど、内心はさまざまな思いに揺れているはずだ。
勝ちたいに違いない。サンシーロに錦を飾りたい、苦しむミランの救世主になりたい。セードルフはそう思っているはずだ。
お前の出番だ、本田。セードルフを、新しく来たボスを、男にしてやれ。
セードルフは「攻撃陣の質を最大限に生かすため、4-2-3-1を考えている」と明言したという。驚いた。これは日本代表、CSKAモスクワと同じ布陣。公開された練習では本田がトップ下に入る姿も目撃されたというじゃないか。セードルフは本田に賭けているのだ。
部下は困っている上司を支え、救うことで信頼を得る。本田はそういう局面、「ここぞ」という場面で上司を救ってきた。
今夜の試合は、まさにその局面だ。「ここぞ」の場面で、この男はバロテッリをアシストするはずだ。さらに、カカとのパス交換のあと、自らゴールを決めるはずだ。
そしてセードルフは心から感謝する。一生揺るがない信頼をこの男に寄せる。
上司との関係は重要だ。香川は新しい上司モイーズとの関係に苦しんでいる。
必ず決めろ、本田。頼む、決めてくれ。
*1:19日午後8時45分=日本時間20日午前4時45分開始。