首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

大学/銀行の先輩とファヌアンで

今日は金曜日。あっというまに週末がやってきた。

思えば不思議な1週間だった。日曜に大阪から戻り、月曜には母が来て、火曜は台風で自宅待機、水曜は床上浸水の掃除、そして昨日はアルゼンチンが大勝利。

出勤してみると、うちの部がもぬけの殻。え、みんなで東京出張だって?僕はそんなこと一切聞いてないけど。へー、こんなことってあるんかね。とにかく今日は僕一人。気楽でいいわ。最高。

ちょうど良かった。今日は東京から仕事で来沖した先輩とランチの予定。嫌みを言われることもなく、ゆっくり話すことができる。

ナハテラスのファヌアンに予約を入れておいた。先輩とは昨年末に会って以来だ。あの時はまだ就職の話が浮上する前。資産運用で生きていこうとしていた頃。確か、株売却益の税率アップ対策で頭がイッパイだったな。
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気心の知れた先輩との時間は楽しい。全然元気そうじゃないですか、先輩。

今は金融機関ではなく、一般事業会社で管理部門の担当役員。お仕事の話はとても興味深かった。不況時はカネ、好況時はヒトをどうやって調達するかが管理部門の腕の見せ所だと。なるほど。

従業員がすぐに退職してしまう問題。退職後を含めた「キャリアメイク」について、親身に相談にのってあげるようにしたら、劇的に定着率が上がったという。

確かに昔の一流企業は退職後の生活まで全部面倒を見てくれた。「今は面倒を見てやることはできないので、せめてその道筋はともに考えてやりたい」と先輩はいう。すばらしいことじゃないですか。僕にはできない仕事だ。尊敬します。

ところで「この歳になって、いろんな欲望がますます強くなる」って、マジですか。僕はといえば、すんなり人生を終えよう、枯れていこうというモードに入っているというのに。

ファヌアンのランチはとても美味しかった。1日10食限定、「鴨胸肉のエギュイット バルサミコソース ポワローと紅芋添え」のコース。オードブルとデザートはビュッフェで。これで2,420円だったら大満足。