首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

Château Pichon Longueville Comtesse de Lalande 1997

今日はショパンの誕生日。

こんな日だからこそ開けるワインがある。1997年のChâteau Pichon Longueville Comtesse de Lalande。今日はこのワインとともに。

もうそろそろ飲んでやらないと、と思っていた。1997年といえば山一証券が倒れた年。あれからもう18年、ですか。

  • 1997のセパージュ:Cabernet Sauvignon 55%, Merlot 30%, Cabernet Franc 5%, Petit Verdot 10%.
  • ロバートパーカー:89ポイント。
  • 享楽的で、甘美で、セクシーで、豪勢な舌触りをしている。暗いルビー色には紫のニュアンスもみられ、目の開いた大量のローストしたハーブ、スモーキーなオーク、バニラ、クリーミーなブラックカラントの果実を思わせる。瑞々しく、酸は弱く、近づきやすい、ビロードのような舌触りをしたスタイル。2007年まで。


セラーに入れてもう10年以上経ってしまった。心配していたけれど全くもって健康。液漏れはなかった。コルクもしっかりとしている。

もうイメージ通りのヴィンテージボルドー。さすがはポイヤックの貴婦人、ピション・ラランド。香り柔らかく、舌触り滑らかでありつつも、きっちりと土と燻の香りがする。しかも甘い。まだ10年ぐらいは十分いけそう。

幸せです。もう僕にはこのレベル以上のワインは不要だなー。