首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

シンガポール戦に思う

ワールドカップ予選が始まった。日本は一次予選は免除で二次予選から登場。

初戦はシンガポール代表。ここ36年間は負けなしの20勝3敗1分という相手。FIFAランキングは154位だとか。最下位って何位なのでしょうか、とふと思ったり*1

先発は手加減なしのコアメンバー。鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん、ですか。個々の選手にとってはA代表得点を積み増すチャンスでもあるし、さあ何点差で勝つことになるのか。

後半30分過ぎるころから、シンガポールを応援する気持ちになっていた。強敵相手のアウェーゲーム、弱者であることを自覚しつつ「これしかない」という戦い方を徹底してくるシンガポール。さらには、何かが降りてきたようにスーパーセーブを連発するゴールキーパー判官びいきの日本人ならばどっちを応援するでしょうか。サッカーフリークならば、なおさら。

今日の試合、シンガポールにとっては「負けないこと」が最大の目標だった。勝とうとしていない相手に勝つことって、実はこんなにも難しいことなのだという教訓。いやぁ面白いなぁ、ワールドカップは。本当に戦争ですわ。

選手も含め、表情が青くなっているのが笑える。まだ二次予選。しかもその初戦なわけで。ハリルホジッチにとっては、初めての公式戦、初めての対アジア戦。まあいい経験、いいお灸ですよ。二次予選でバタバタしているようじゃ、ねぇ。

今の実力はアジアカップベスト8。それを自覚しないと。

*1:最新(2015年6月4日)のFIFAランキングによれば、209位のアンギラが最下位。