首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

髪を切る

昨日の夜更かしがたたり、昼前になんとか起床。行動が緩慢になっていて、久しぶりにマンガみたいな二日酔い。明らかに呼気にアルコールが含まれている。。。
この調子では午後の生産性は著しく低くなることが予想されたため、髪を切りに行くことにする。電話で4時に予約した。

最近は近所の美容院で髪を切っている。手帳をひもといたところ、8月から5~7週間のインタバルで通っている。東京に住んでいたころはほぼ2か月に一度のペースだったから、自分的にはこれはかなりのペースだ。

これには2つの理由がある。一つ目は、勤務先のある役員さんが「髪の毛の長さ」に厳しいこと。彼らはこんな感じで僕に警告を与える。まず、明らかに僕よりも髪が短い部下に対して「うーむ、ずいぶん伸びてきたな」「だんぱちせよ、だんぱち。」と間接的に髪が伸びてきていることを示唆。当初「だんぱち」というのがよくわからなかったが、漢字で書けば「断髪」、沖縄では散髪のことをこう呼ぶらしい。それでも切らずにいたところ、翌週には「いくらお客さんにあわないにしろ、そろそろ散髪をしなさい」と直接のご指導が。社会人デビューして20年ほどになるが、上司から髪の長さで注意されたのはこれが最初だった。うへー。

で先週、この役員さんによる早期是正措置が発動された(すなわち、部下が僕の目の前で「だんぱちせよ」と大きな声でいわれていた)ものだから、気の小さな僕はこの週末に髪を切ることにしていたのだ。

もうひとつの理由は、本土にいるときに比べ沖縄では髪が伸びるのが早い。飲み会の席でそんな話を聞かされて「んなアホなことが」と思っていたところ、驚いたことにホントに伸びるペースが速いのだ。この美容院に通うようになる前は、10年ほどお世話になっていた美容師さんに、上京のたびにわざわざ切ってもらっていたのだが、彼曰く「いやー、これむちゃくちゃ伸びるの早いですよ。暑いところで暮らすとそうなると聞いてはいましたが、ホントなんですね。」

4時にお店に向かうと、入り口で店長さんが待っていてくれた。店長さんに切ってもらうのはこれで3回目。店長さんに「basel3さん、伸びるのけっこう早いですねー」といわれたので、沖縄要因の影響は驚くほどにはないのかもしれない(笑)。「じゃ、前回よりちょっと短めに切っておいてください」といってから目の前に置かれた雑誌の熟読に入る。なじみの美容院の良さはこれですよね。「寒くなってきたのでちょい長めで」「暑くなってきたからちょい短めで」というだけでOKなのがうれしい。ささやかだが、こういう出来事があると「少しずつこの土地にも馴染んできたな。」という気持ちになれる。

5時半、だんぱち終了。ずいぶんすっきりしました。