首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

連続休暇の計画

暑い。昼間の日差しは厳しいし、夕立の後はムシムシ。会議中も冷房。自宅に帰ってもTシャツ1枚で過ごせる。う~ん、去年も2月ってこんなに暑かったっけ?

人事部から「連続休暇、3月末までに取得して下さいよ。」との電話。規則上、管理職は仕事を引き継いで連続して5営業日休まなければならないらしい。確かに連続で1週間の休暇は取得していなかったな。3月末まで、といわれても、今週はすでに予定も入っているし、月の後半は年度末の追い込みがあるし。取るならば来週しかない。。。

3月は沖縄の観光シーズンで、本土とのチケットは高い&取りにくい。マイレージの枠も調べてみたが、どの方面もめぼしい便はすべて埋まっている。ならば、ということで、本土にいるときはもちろん、沖縄にいてもなかなか訪れることのできない「離島」へ行ってみよう。どうせ行くなら最果ての地。天気予報ではおなじみの南大東島への一人旅を決意した。

どうせやるなら徹底的に。週一便の定期船に乗ることにした。往復運賃1万円*1。ただし南大東島沖縄本島から東に400キロ*2。那覇を夕方17:00に出発し、南大東島には翌日の8:00着。復路は南大東島を14:00発、北大東島を経由して那覇には翌日の7:30に着く。おー、何やら面白そうじゃないか!

さっそく運航会社の大東海運に電話してみた。唯一の定期船「だいとう」の定員は12名。あっさり往路の予約は確保できた。しかし、乗船までにはなかなか一筋縄ではいきそうにない。「往復割引でお願いしたいのですが」「はい。それでは帰りの予約を役場で取ってください。」「役場?どういうことですか?役場ってどこのことですか?」「南大東島役場ですよ。」「??」どうやら、予約は往路・復路それぞれ一カ所のみで受け付けているらしい。おそらく紙のノート(帳簿)で管理しているのだろう。

「来週の船は安謝新港発なので気をつけてください。乗船券は出港前日の8時から17時まで、もしくは当日の午前中に購入してください。」「?。当日の夕方、港では買えないのですか?」「買えません。」「一度港にチケットの購入にだけ行かなければならないということですか?」「安謝新港では買えませんよ。」「え?じゃあどこで買うんですか?」「泊港です。」うーん、これはなかなか敷居が高い。完全に島民向けの船で、観光客が乗ることは念頭に置かれていないようだ。うむむ。こりゃだんだん楽しみになってきたぞ。

*1:飛行機の場合、琉球エアコミューターの定期便が毎日就航。往復運賃は3万円。

*2:定期船として、国内では東京~父島につづく2番目の長距離航路らしい。