2013-09-20 照りもせず 首里暮らし (略)そういえば今日の明け方、ふと目が覚めた。もしかしたら昨夜の中秋の月が残っているかと思い、バルコニーから西の空を眺める。まだ眠る那覇の街の上におぼろ月が浮かんでいた。新古今・大江千里の「照りもせず くもりもはてぬ」は春の夜の幽玄を詠んだ歌だったけれども。照りもせず、くもりもはてぬ、と。