首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

6か月定期点検

愛車の6か月定期点検。

購入して1年半で走行距離は12,000km。点検してくれたエンジニアさんも「いやいや、絶好調ですね。カブリオレに実際に乗車して調整する機会、あまり多くないんですが、こんなに乗り心地がよいんですね。」と褒めてくれた。

購入するにあたっては、全く迷いがなかった。ニュースで見た時に一目ぼれ。必要な条件もすべてクリアしていた。

まず、サイズがコンパクト。4,246×1,760×1,423㎜で、これはアウディA3やBMW1シリーズよりも短い。実家のプリウスと比較すると、2まわりは小さい。沖縄では細い道を走らなければならないことも多く、駐車場も小さめのところが多いのでこれ以上の大きさはちょっときつい。しかもこのクルマ、回転半径が短く、驚くほど切り回しが効く。

後部座席も十分に実用的だ。足もとにも頭上にも余裕があり、幌を閉じても閉そく感がない。オープンにすれば、大型テレビやオフィスチェアなども積み込むことができる。

そして何よりも重要なのがトランクスペース。ゴルフの足として使えるかどうかだ。幌を開けた状態でもフルサイズのキャディバック+ボストンバックが2セット十分に収納できる。これは本当にスゴイ。このサイズでこの条件を満たすカブリオレはこれだけだった。

試乗もせずに購入したのだが、正直なところ、想像していたよりも格段に乗り心地が良かった。しっとりしていて、しかも重厚感がある。風の巻き込みもほとんどない。この乗り心地、あるジャーナリストが「ジャガーの『コンバーチブル』に匹敵しますよね」と評価したらしい*1。自動車評論の大御所、徳大寺有恒氏も即購入し、普段使いにしているとか。

夜が明けるころ、ゴルフバックをトランクに積み込む。屋根をあけ、徐々に明るくなる東の方向へゆるやかにクルマを走らせる。マクドナルドに立ち寄り、田舎道の静かな路肩でクルマを止め、ゆっくりと熱いコーヒーを飲む。週に一度のこの一連の流れが、今もっとも幸せを感じる時だ。おカネはほとんどかかってないのだけれど、とても豊かな時間だ。

購入した時から、このクルマはずっと乗り続けるつもりだった。いま無職になって、これまで以上に、愛着をもって大切に付き合いたいと思っている。

*1:日経トレンディネット「ゴルフ カブリオレ・ちょっとできすぎ? 世界で最も使えるオープンカー」