首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

先輩の来沖

東京から尊敬する先輩が来沖。まんじゅまいでランチ。そのあと国際通り裏の「節子鮮魚店」へ。昼間からゆっくり酒を飲める場所って意外と少ないのだけれど、ここは穴場。いろんな話をして1時から5時まであっという間。ソービニョン・ブランのボトルがあっさりと空いた。

先輩、いまのお仕事はマネジメントばかりだとか。天職のコンサルタント業とは程遠いようだ。管理業務が雪だるま式に増え、あちこちでひずみが生じているらしい。「産業発展論的には、今や一周まわって家内制手工業がもっとも進んだ形態といえるもしれないですよ。スピンアウトされたらどうですか。気の合う精鋭だけで、もういちどコンサルタントに戻られたら楽しいかも。」と提案。

「思ったより元気で安心した。」と先輩。ええ、まあ、いろいろ考え抜いた末の選択ですから。でも別れ際、少し本音を吐いた。「何かあったら声掛けてください。まだ、これで終わるとも思ってませんから。社会人として気力充実したこの時期を無為に過ごすこと、それがつらくないわけではないんですよ。」