首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

セルビア戦に思う

昨日のゴルフは朝一番だった。録画しておいた深夜のサッカー日本代表戦を本日じっくりと鑑賞する。感じたことは3つ。

1つ目は、世界はやっぱり広いなー、ということ(笑)。東欧でのアウェー戦というのは何とも異境の雰囲気がある。実にエキゾチック。スタジアムもシンプル。ホームの代表戦で見るようなピカピカ、キラキラ感は全くない。内戦の歴史も影響しているのだろう。普段見るプレミアやリーガ、ブンデスといった試合の観客が醸し出すリッチな感じとは明らかに異なる。こういうのを見ると、無性に海外への旅に出かけたくなる。

セルビア代表の戦い方も独特の味がある。先日のコンフェデで対戦した3国と全く違うスタイル。プレミアの強豪、シティとチェルシーでレギュラーを張るディフェンダー2人の存在感は圧倒的。中盤の選手も荒削りで屈強。こんなスタイルの国もあるんだなぁ。やっぱりサッカーはグローバルなスポーツ。ほんと面白い。

2つ目は、日本は弱いなー、ということ(笑)。香川も柿谷も、やっぱりきっちりゴールを決めなきゃダメでしょう。悔しがっている仕草が画面に映ったが、何も伝わってこなかった。先日のウルグアイ戦、彼らはアウェーの日本で戦ったわけだけれど、改めて強かったんだなぁと実感する。欧州や南米から仙台まで移動して疲労の極限にあっても、フォルランスアレスはちゃんとゴールをかっさらった。決定的な差があるように思う。

3つ目は、ザックの部下にはなりたくないなー、ということ(笑)。スタメン起用の選手はともかく、控えはやってられないでしょうよ。もう少しフェアに扱ってくれよ、と。とにかく一度俺のプレーを見てくれよ、と。前半からアップしていた乾も、あんな僅かな時間じゃ持ち味を発揮できない。彼は今回の欧州遠征には期するものがあっただろうに。本当に気の毒だ。細貝も落胆してるだろう。これだけ控え組が冷遇されていると、あの一つのパスミスですべてが終わったと感じても不思議ではない。

親善試合で6枚のカードが切れる。これに賭けていた選手は多かったはず。なぜこんな選手起用、選手交代しかできないのか。こんな上司がいると部下のモチベーションは空回りする。組織は腐るね。W杯でどんな結果になるか楽しみだ。