首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

マイメインバンク

僕のメインバンクは某メガバンク

沖縄県内には支店が一つもないが、この5年の間不便を感じたことは一度もない。

住宅ローンを組むのであれば別だが、決済口座として、また金融商品の購入窓口として利用するのであれば、新たに県内銀行と取引する必要はほとんど感じない。カッコつけているわけでもなく、強がっているわけでもなく、実際にメインバンクを切り替える必要性は皆無だ。

僕がユーザーとして銀行を評価する際のポイントは2つ。インターネットバンキング、そして金融商品ラインナップだ。
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まずインターネットバンキング、ともかくこれが一番重要だ。

いまや現金で買い物をすることなどめったにない。ほとんど全てカードで決済。しかしインターネットでの取引で銀行振込が必要な場合がある。月に1、2回インターネットバンキングを使う。

インターネットバンキングの操作方法は各行ごとに「クセ」がある。いったん慣れてしまった取引方法を切り替えるのはとても億劫だ。いわゆるスイッチングコストがとても大きいので、他の銀行の仕組みがよほど優れていない限り、変更するつもりはない。僕の場合は最初に使ったのがこの某メガ銀だった。幸いにも同行の仕組みはとても使いやすい。長年使ってきてトラブルが一度もないため、個人的な信頼感も高い。

沖縄の銀行のインターネットバンキング、個人的に調べてみたが、それはそれは使いづらかった。県内銀行の企画担当者、はたしてメガバンクやインターネット専業銀行の仕組みに一度でも触れたことがあるのだろうか。まあどうでもよいことだ。僕は使わない。それだけ。
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そして金融商品ラインナップ。運用を本格的に始めるようになって、その重要さを改めて認識しつつある。

資産運用で生きていく身となったので、真剣さも大きく変わった。自分のポートフォリオをしっかりと作り上げなければならない。

銀行に限らず、金融機関には優れた金融商品の提示を求めたい。買えば儲かる商品を用意せよというのではない。まず、体系的な商品ラインナップを整備してほしいということ。そして、同じ機能でできる限りコストの低い商品を提供してほしいということ。この2点だ。

今使っている某メガ銀、この点でまあ満足している。コストは残念ながら低いとは言わないが、必要にして十分に体系的な商品ラインナップを整備し、インターネット上で分かりやすく示してくれる。検討して判断するのは僕自身だ。

この点でも沖縄の銀行は著しく劣る。本当に県民にとって必要な商品は何か、求められているラインナップはどのようなものか、それをどのように提示するか、真剣に検討したことがあるのだろうか。まあどうでもよいことだ。僕は使わない。それだけ。

ところで銀行は顧客のポートフォリオをそれほど真剣に考えてくれているのか?という問題がある。つまらない銀行のつまらない銀行員は、自分の実績づくりには熱心で、顧客はカモだと思っている節がある。だから僕は銀行員のセールストークは一切信用しない。特に沖縄では。

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いまや銀行の窓口で聞かなければならないことなど何ひとつない。インターネットが銀行との接点のすべてだ。あとは旅先のコンビニでちゃんと現金をおろせればそれで十分。

銀行はその部分だけは徹底的に磨いてほしい。あとは放っておいてくれればいい。