首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

久々にワインを買う

安いワインを久々に箱で買う。

意外だが、那覇にはよいワイン屋が何軒かある。近くまで行くと、必ず寄ってしまう。フレンチ、イタリアン不毛の地だし、なによりこの高温高湿の風土だし、ワインとは縁が切れたと思っていたのだが。

昔は相当ワインが好きだった。東京にいる時は結構こだわってストックしていた。大きなセラー*1も奮発して買った。時々中を眺めてニンマリしたり。まあワインにハマると誰でもそうなる。一応きちんと勉強もしたし、おカネも相当つぎ込んだし。

沖縄に来てからは、ほとんどワインを飲まなくなった。持ち込めるお店もないし、ワイン好きの友達もいないし。ワインの楽しさはおしゃべり。ウンチクとはいわないまでも、ああだこうだ言ってナンボ。今や、自宅でコルクを抜くのはお客さんが来たときぐらい。その時には2,3本まとめてセラーから引っ張り出すが、普段はまったく無頓着。そんな感じの飲み方になってしまった。

気がつけば、セラーの空きが目立っていた。もう気楽に開けられるのが1本もなくなっていた。ウン万円、ウン十万円のワインはよほどの機会でないと開けられないし、友達が来たときのためにもそろそろ仕入れたいなと思っていた。

安いワインだが、箱買いはワクワクする。ボトルを手に取りラベルを読むと、どんな味なのだろうと想像が膨らむ。並べて写真を撮り、一本ずつセラーに収めた。

よし。いつお客さんがいらしても、これで大丈夫。

*1:フォルスター グランドセラー NFC-190 (WS)