首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

オオゴマダラ

ふわりふわり。裏の通りを飛んでいた巨大な蝶々、オオゴマダラ

あっちへふんわり、こっちへふんわり。雨の上がった首里のすーじぐぁ(細い通り)を、まるで散歩するかようにゆったりと、ゆったりと。

そんなオオゴマダラの姿を見ると、なんだか不思議と力が抜けていく。

自然に笑えてくる。パタパタとせわしく生きるのが馬鹿らしく思えてくる。

街の中でも山の中でも、どんな環境でも悠々と飛び回る。しかも、とても長生き。

南の島で生きる僕にとって、お手本のような存在だ。

■ オオゴマダラ(出所:wikipedia

  • 前翅長7cm前後、開長は13cmに及び、日本のチョウとしては最大級である。
  • ゆっくりと羽ばたきフワフワと滑空するような飛び方をする。
  • 日本では喜界島、与論島以南の南西諸島に分布する。
  • 平地から山地まで生息し、季節を問わず繁殖するので1年中見ることができる。
  • 羽化してから数ヶ月、条件がよければ半年ほど生き続ける。
  • その飛び方と羽の模様が新聞紙が風に舞っているように見えることから、『新聞蝶』と呼ばれることもある。