報告書を提出
「少しでもお役にたてるのなら」とお引き受けしたものの、結果的には精神的にも時間的にもかなりの負担になった。少し早目の提出なのだが、これ以上付け加えることはない。自分ではベストを尽くしたつもりだ。あと残りわずかの貴重な時間、これで自分のために費やすことができる。
金融業界を離れる。もう戻ってくることはない。自分がいままでこの業界で考えてきたこと、最後に感じたことをきっちりとまとめてみた。文字通りの卒業論文だ。
もはや地方銀行の存在意義はないに等しい。だから僕はこの業界を見切った。リスク管理が無能で、システムを軽んじる銀行は早晩倒れる。そのことをこのタイミングで、きちんと数字と文字にできたことに満足している。
この機会を与えてくださったお二人に、心からお礼を言いたい。