首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

同情できるとすれば

小保方女史に同情できる点が一つだけある。

理化学研究所の調査で「弁明」の機会がほとんど与えられなかったという。もし本当であれば、それについてだけは同情する。

沖縄に来てから、生まれて初めて「嵌められる」という経験をした。業務厳正化会議とかいう珍妙な名称、賞罰会議にかけられる一歩手前というなんだか正体不明の場で、欠席裁判にかけられてしまった。

中間管理職どもが頭を突き合わせて処分を決める。ヒアリングは一度。病に倒れた部長殿が単独で事情聴取に来た。公開の場では弁明の機会を一切与えられない。最初から最後まで犯罪者扱いをされ、処分に納得できないまま顛末書を手書きで書かされる。そんな屈辱的な仕打ちを受けた。

ドロドロのリスク管理。反射神経だけで動く中間管理職たち。腐り切った組織は必然的に朽ち果てていく。沈みゆく船。