首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

王将の餃子

お昼は餃子。もちろん王将。実家に帰ると必ず一度は食べる王将の餃子。

大阪・京都で生まれ育った僕にとってのソウルフードだ。高校に通っていたころは、近所に住む同級生と帰り道によく立ち寄った。餃子二人前+天津飯が鉄板のオーダー。たしか1人前140円だった。

時は移り、今は1人前税別で200円。駅前にあるお店で生餃子を買ってきて、家で焼く。もちろん僕が焼く係。皮をパリッと仕上げるのには自信がある。

沖縄には王将はない。正確に言えば、「大阪王将」は何軒かあるが、“京都”王将はないのだ。

沖縄の人はこの美味さを知らない。気の毒に思える。王将の餃子は人を幸せにするというのに。