ぼてぢゅうの広島焼
「関空までついていくわ。」と母が言う。peachに乗る練習をしたいのだと。今回は一度も外食をしてなかったし、それではご一緒願うことにするか。
駅まで父にクルマで送ってもらった。実家の最寄駅からリムジンバスが出ている。それに乗って一路関空へ。
車内はガラガラ。空港までの小一時間、たわいもない会話をして過ごした。まあ今回は帰ってきてよかったな。「空港で何を食べるかね?」と聞いたら、「お好みでも食べよか。」という。
メインターミナルに「ぼてぢゅう」が入っている。ランチタイムは外れているのに概ね満席。確かにそういう時間帯だからこそ、食べるのはお好み焼きですわ。
母は豚玉がいいという。「せっかくやから、もっといいの食べや。」といって、「ぼてじゅう特製広島焼き」というのを勧めた。母は食べたことがないという。広島のお好み焼きは美味いし、キャベツたっぷりで栄養もある。僕は無難に豚玉にしておいた。
母は一口食べて、「これ、もうええわ。あんた食べてや。」といった。「あかんか?じゃあ僕の豚玉と交換しよ。」と皿を交換した。
広島風お好み焼き、一口食べて愚を悟った。ああ失敗。大阪で広島のお好み焼きを注文した僕がアホやった。これ、広島のお好み焼きと全然違うで。広島市民が食べたらきっと怒り狂うと思う。
ほんまスンマセン。こんなことをしたらあかんな。大阪人として、代わりに広島の人に謝っとくわ。