秘伝・焦げない焼きそば
キャベツの塩焼きソバ。野菜不足の解消と冷蔵庫の整理を兼ねた夕食。
日清焼きそば生麺をタウンプラザかねひでにて購入。塩にしようかソースにしようか、迷った末に塩を手に取る。賞味期限が残り一日ゆえ30円引き。
我が家の主戦フライパン。テフロン加工がハゲてきて、いまや完全に機能不全状態。ここのところ、パスタか煮物にしか使ってこなかった。
昔は大活躍だった。餃子も、焼き飯も、お好み焼きも、みんなこれでこなしたのだが。今は悲惨。ちょいと焼きそばを作ろうにも、油断すると鍋一面にみるみるコゲがこびりつく。後はひたすら木べらでこそぎ落とす作業。ええ、コゲも美味しいんですけどね。
そこで秘伝の登場。こうすると焦げずに焼きそばが完成する。しかもソースの味が染みた、モチっとシコっとした極上麺に仕上がるんですってよ、奥さん。
- 火をつけていないフライパンにサラダ油をひく。
- 麺を袋から出したそのままの状態でフライパンに置く。
- 火をつける。
- 片面がパリッするまで焼いて麺をひっくり返す。
- すみっこで豚肉を焼く。キャベツを麺の周りに乗せる。
- 熱湯を麺にかけるように入れ、すぐにフタをして強火に。
- 粉ソースは少量の湯か水で溶いておく。
- パチパチ音がしたらフタを開け、ソースをかけてかき混ぜる。
- できあがり。
こんなの自分で思いつくはずがない。もちろん出所は「ためしてガッテン」ですわ。先週深夜、偶然見かけたダイジェスト版。ツイてました。
- バーベキューで食べる焼きそばがおいしいのは、雰囲気や解放感ではなく、鉄板とフライパンによる、作った麺の弾力の違いにあったのです。
- 鉄板に水をかけると、水は広がって蒸発します。そのため鉄板では、麺を蒸し焼きにすることになります。
- 一方フライパンでは、水は広がらずに底にたまってお湯になります。麺が柔らかくなるのは、水分が多いと、フライパンの底で麺が煮えた状態になるためなのです。しかも、この時にデンプンが溶け出して、フライパンに張り付く原因となります。
- ソースの味をしみ込ませるにはお湯で油を取り除く必要がありますが、デンプンが溶け出して焦げる欠点があります。そこで達人は調理に水ではなくお湯を麺にかけることで、油を取り除くことに成功しました。
ためしてガッテン(2008年5月14日放送)
おお、本当にまったく焦げないわ。うそみたい。しかもこれ、美味いし。うう、うれしくて泣きそう。