首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

『レイルウェイ 運命の旅路』

沖縄の銀行での元同僚をゆいレールで見かけた。

まだ日の残るうちに帰れるのだな。ご同慶の至りだ。今回は声をかけずに置いた。沖縄の銀行とかかわる余裕は今の僕にはない。

虫唾が走るというのだろうか。全身の毛が逆立つような感情。これを憎悪と呼ぶのかもしれない。

レイルウェイ 運命の旅路』(原題:The Railway Man)を見た。虐げられた記憶。それは何年も、何十年も続く。

赦せるか。僕は赦せない。赦すべきではない。沖縄の組織も、沖縄の人間どもも。