首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

元・上司と那覇のバーで

お世話になった元・上司が休暇で来沖。

再就職してから、那覇でお会いするのは初めてだ。お久しぶりです。ワシントン出張の時はお世話になりました。

某ホテルのバーでクラブハウス・サンドウィッチを食べながら話をした。まだ外が明るい時間帯のバーもいいものだ。元・上司は山崎のハイボール、僕はグラスでピノ・ノワールを注文した。

銀行時代に比べて幸せだ。そう報告した。それはもう最低の銀行だったことは間違いない。一方で、僕自身の考え方が変わったことも大きい。

銀行業界、そこでのビジネスはほぼ正解というのが分かっていた。なんでこんなクソみたいな判断をするのか、賽の河原の石積みみたいなことをするのか、全く理解できなかった。正しい方向と逆のベクトル。アホだな。そう思っていた。

今の業界では、何もかも新鮮だ。課題に謙虚に取り組めている。絶対値は小さいが、ベクトルは同じ方向を向いている。気分は楽だ。正しい方向かどうかはわからないが、そんなことはどうでもいい。

あと2、3年。できれば5年働ければもう十分です。そう言うと「いや、そういう気持ちでいれば、もっと長く働くことになるんじゃないか?」と元・上司。

いや、ホントにもう十分なんですよ。