首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

家電リサイクル

テレビの廃棄で豊崎まで。いや、廃棄ではなくて家電リサイクル。

先日の部屋大改装にともない、懸案だったテレビの処分を実行した。新宿から持ってきた26型のブラウン管テレビ。もちろん地デジは映らない。地デジに完全移行したのが何年前だった? それ以降ただの黒い箱と化していた。愛着もあったけど、いよいよお別れの日がやってきた。

お恥ずかしながら、テレビは粗大ゴミとして処理すればよいと思っていた。近くのスーパーで粗大ごみ券を買って、市役所に電話して。指定された日に名前を書いて家の前に出せばよい、と。で、インターネットで調べはじめたのだが、具体的にテレビにはごみ券を何枚貼ればいいのか、どんなに探しても出てこない。…え、家電リサイクル法ですか?1998年に成立、2001年に完全施行済? ああ、そういえば聞いたことがあったような。。

で、いくらかかるのよ。那覇市の場合は、自治体による回収はなく、基本的にすべて小売業者に回収を依頼することになる。製造業者に支払うのが2,835円(リサイクル料)。回収する小売業者に3,355円(収集運搬料金730円+訪問回収費2,625円:ベスト電器の場合)。合計6,190円…って、結構なお値段なんですね。捨てるだけなのに。

回収してもらうのではなく、自分で持ち込んだらもう少し安くなる。この場合、小売業者に支払うのは1,575円で済むらしい。さらに調べると、廃棄場所(リサイクル品持込所)まで自分で持っていけば、ほぼリサイクル料だけで済むことを発見。最寄りは約20キロ離れた糸満市の拓琉金属豊崎工場というところ。失業者はカネはないけど時間はある、ということで、さっそく拓琉金属に電話。実際のやり方を教えてもらう。

まず、郵便局へ行かねばならない。「料金郵便局振込方式用家電リサイクル券」をもらって住所等を記入。大型テレビのリサイクル料2,835円+窓口での振替料金120円、計2,955円を支払い、支払証明印付きの本票を受け取る。自分のクルマの後部座席にテレビを自力で(当り前か)乗っけ、20キロ・40分をドライブし、拓琉金属豊崎工場で引き渡す。着いたところは、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの墓場だった。倉庫の天井まで、整然と積みあげられた廃棄家電の山、やま、ヤマ。いやあ、夢に出てきそうだわ。

はい、10数年一緒に暮らしたテレビ君とここでお別れです。長い間お疲れさまでした。立派にリサイクルされて来世でも頑張ってください。