首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

こすい男

12日の日記を読んだ友人から「あのミクロマンって、何?」と問われた。

ああ、ミクロマンね。先週、ゴルフクラブで久しぶりに出くわすや、ねちっと絡んできたあの小男。

人間が小さいんですわ。だからミクロマン。いえ、確かに背も小さいんですが、問題はその中身。関西弁でいうところの「せこい男」あるいは「こすい男」。沖縄にもいるんですねぇ、こういう人が。いや、沖縄だからこそいるんですかねぇ、こういう屑が。

子会社の○○にはなったのだから、何か持つものはあるのだろう。本体では取締役はおろか、○○を張った経験もなく子会社○○になるのだから大したものだ。負けん気とプライドの高さは一級品。

仕事の接点もあり何回かゴルフもしたし飲みにもいった。別に、○○○を週末私用で使いまわすとか、○○○を私物化するとか、そんなのはそれこそ小さなことだ。もし事実であればしかるべき形で白日のもとに晒されるでしょう。でもそんなことは僕にとっては関係ないし、どうでもいい。

はっきりしているのは、この男とラウンドするのはもう勘弁、ということだけ。

この人とまわるとキャディにも迷惑がかかる。ズルを強いるのだ。あるゴルフ場では通年で「ワンオンチャレンジ」という催しをやっている。4つあるショートホール、4回あるワンオンのチャンスのうち、いくつモノにできたかを競うものだ。1回も乗らなければ残念賞。2回、3回と商品はよくなり、4回乗ると新米が一袋もらえる。

ミクロマンはお米を手にすることが多い。90台がやっとという腕前なのに。少なくとも、僕と回ったときは何回かゲットしていた。

もうお分かりですよね。キャディに口裏を合わせさせるんですわ。「なー、乗ったことにしといてよ」ということ。これって、コンプライアンス基準に抵触するんじゃないんでしょうかね。詐欺、強要。いずれにしても犯罪でしょ、これ。アウト。

キャディさんも困り顔ですわ。「え?え、ええ。。。」こちらも苦笑い。われわれも共犯と見なされているようで、何とも肩身が狭い。お米を持って帰ってるのはこのチビだけなんだからね。しらんよ、俺は。せこいのはこのオッサンだけ。

この類のオッサンはまた例外なく賭けゴルフが好き。手帳には相手との勝ち負けがギッシリ書き込まれている。執着はものすごく、負けた相手のスコアはよく覚えている。僕のスコアは今でも気になるらしく、今回も「いくつで回られましたかねー」と近寄ってきた。88でしたと答えると、「へえ」とだけ言って姿を消した。いったいなんやねーん。

ホント賭けゴルフ好きの多い会社でしたけどね。けど、詐欺・強要までしてもお米が欲しいという人はそんなにいませんでしたね。

恥ずかしいわ。ほんまに。