首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

人事異動

蚊帳の外、といっていたのが嘘のようで。今日の夕方、人事異動がいきなり発表されました。はい、僕はリスク管理部から異動します。行先は●●●●部という大きな大きな組織。社会人生活の中でこのような「陸軍大本営」的な部署は属したことはありません。しかも今度は部下もいない純粋な一兵卒としての処遇。いったいどういうこと?何を期待されているの?正直、少なからず動揺しています。

まぁ、一生に一度はこんな経験もよいかと。「こんな経験」というのは、紙っぴら一枚で所属を変えられてしまう、ということ。これまでの組織では組織変更はあったものの、純粋な「異動」というのは経験したことがありませんでした。異動ではなく、転職。自分のやりたいことが見つかれば、その仕事をするために前の組織に辞表を出す。その意味で、いつも主体的に仕事を選択してきました。だから「こんな経験」は初めて。ああ、そういえば自分は“サラリーマン”だったんだ、との感慨にふけっています。

部下には、ひとつだけ遺言を残してきました。それは、これまで僕が引っ張ってきた2つのプロジェクト、これを最後までかならずやりとげてほしい、ということ。プロジェクトをやり遂げた時の達成感と喜び。それをこの会社の人々に体験してもらいたい、という気持ちでこの2年やってきました。あと一歩だったのにな。僕がいなくなることでプロジェクトが尻切れトンボになったら、それはあまりに残念で悲しい。

ともあれ、昨日の日記に「新しい仕事を与えられない」ことについての不満を記していたことは事実です。今回、まさに「新しい仕事」を与えられた訳ですから、素直に喜ぶべきなのかもしれません。はい。今日のところはそのように理解しておきましょう。