首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

みそ汁/いけだ食堂

最近よく足を運ぶ「いけだ食堂」。本日はみそ汁定食を食べる。

前回来たとき、となりの席のおっさんがこれを注文。とても美味そうで、心からうらやましかった。で、本日は満を持して食券を購入。

はい、これがみそ汁定食、600円也。どんぶりの大きさは、普通のお椀に比べて直径2倍。よって表面積4倍、体積8倍。いやー、すごい迫力ですな。

日本語では通常、みそ汁を「そそぐ」というが、この店の具だくさんのみそ汁は「盛る」と表現するのが適切だ。どんぶりにナミナミと盛られた味噌汁。

具はなにかというと、まずはスパムソーセージ。沖縄を代表する具材だ。豆腐、豚バラの薄切り、普通のかまぼこ、沖縄のかまぼこ、菜っ葉、えのき。栄養のバランスはばっちりだ。

別皿で卵焼きとキャベツの千切り、そしてマカロニサラダ。このマカロニサラダがかなり美味い。さらに別皿で厚めに切られた赤身のマグロのお刺身。このお刺身がもう反則なくらいめちゃくちゃ美味い。

この「みそ汁定食」とは別に、「みそ汁」というメニューもある。こちらは500円也。差分の100円分は何かと言うと、別皿のお刺身。つまり「みそ汁」を頼むと、本土比で体積8倍のみそ汁どんぶり、別皿の卵焼き&キャベツ&マカロニサラダ、そしてご飯。以上3点がお盆に乗って運ばれてくる。「はい、みそ汁。おまちどうさま。」

いまや少し沖縄ツウならば、誰もが知っているネタだ。とはいえ、やはり初めてオーダーするときはある種の勇気がいる。だって、注文が「おばちゃーん、みそ汁ひとつ。」ですぜ。ホントにみそ汁だけしか来なかったらどうする?

というわけで、移住5年経ってもまだ「みそ汁」デビューができなかった僕。今回、生まれてはじめて「みそ汁」をオーダーしたのだった。

スパムやお肉、かまぼこから出汁がたっぷりと出て、味はとても濃厚。沖縄語で「味くーたぁ」ってやつですわ。最後まで全く飽きることなく、首をブンブン振って、うなりながら食べた。満腹。