ダイキンオーキッド2014

女子プロゴルフが開幕。今日からダイキンオーキッドが始まった。

まだ暗いうちから琉球ゴルフ倶楽部へ。指定されたボランティア用駐車場にクルマをとめる。

ボランティア受付で登録証を提示。なんと、他の人のデータと部分的に入れ替わっていた。「今日のお仕事はないので、とりあえず帰っていただいてもけっこうです。」えー、せっかく早起きしてきたのに。

まあ、いいや。わざわざ来たのだし、それなら今日は観戦に切り替えましょう。平日だし、ギャラリーも少なくてきっと見やすいでしょう。

ゆっくり見たいので、人気者の入った組は避ける主義だ。「比嘉真美子、堀奈津佳、諸見里しのぶ」と「宮里美香、横峯さくら、森田理香子」この２つが今日の目玉でしょう。ペアリング表を眺めて、面白そうな組を物色。

よし、決めた。「菊池絵理香、李知姫、森口祐子」でいこう。今年は菊池さんを応援するつもりだったし。李知姫は賞金女王とるんじゃないか。そして永久シード・森口御大。何とも個性がバラバラで、楽しめそうだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿

西１番。李知姫はドライバーを左の林に大きく曲げた。プロでもこれですよ。菊池さん、森口御大はボギー。難しいんですよ、西１番。このホールはボギーで御の字。勉強になります。

結局、この組について回っていたのは僕を含めてたった４、５人。うち２人は菊池さんのご家族だった。ナイスショットには声をかけつつ、プロのプレーを間近で堪能させてもらった。

怖いかな？と思っていた森口御大、実はとても気さくな方だった。「グッショっ！」と声援をおくると、その度に右手を軽く上げ、ニッコリ。ホール間の移動中も、「今日は寒いわね。」「ひどいゴルフになって、ゴメンナサイね。」とギャラリーとやりとりを交わす。

東３番。森口御大の第三打。残り30ヤードをフワリと浮かせたボールはピン手前３、４メートルに落ちた。軽くフックしながら、「ガチャリ」。ピンに当たって、そのままカップに吸い込まれた。

「ブラボー！ナイスバーディ！」と声をかけたら目が合った。反射的に言葉が出た。「そのボール、ぜひ欲しいですっ。」

森口御大、なんていい人だ。カップの底からボールを取り上げ、そしてわざわざグリーンサイドの僕の所までやってきて、手渡してくださった。「汚れてるけど、こんなのでいいの？」いやいや、最高です。ラッキーアイテムとして家宝にします。
＿＿＿＿＿＿＿＿

その次のホールもべたピンで連続バーディ。最終ホールもバーディを決めた。見事なゴルフ。ティショットが30ヤード以上離されても、ヤマハのフェアウェイウッドでグリーン近くまで運び、寄せて、入れる。いぶし銀のゴルフ、本当に勉強になりました。

ラウンド後、ボールにサインを入れてもらった。ペンを走らせつつ、「今年出るのはこの試合だけなのよ。」とおっしゃった。ツアー史上最年長出場記録を更新（58歳328日)した歴史的なラウンドでもあったのだとか。
５８歳３２８日！森口ツアー史上最年長出場記録更新 ― スポニチ Sponichi Annex ゴルフ

ごく近くで堪能することができて、今日は本当によかった。