首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

親友と恵比寿で

上京時、親友と恵比寿で会った。

「東京へ行くんだけど、会えるか?」とメールを書いた。「日を合わせて出張を入れるよ。」と返事をくれた。わざわざ仙台から出てきてくれた。

彼も忙しく、僕も先約があって、昼しか互いの時間が合わなかった。取引先が恵比寿だというので、ウエスティンの席を一休のサイトから予約した。「コーヒーも飲めて、ゆっくり気兼ねなく話せるところにしよう。」ということで。

平日のウェスティン、テラスレストランのビュッフェランチ。有閑マダムやマドモアゼルの姿ばかりだ。男だけのテーブルなんてありゃしない。まあそんなことは気にしない。開店と同時に席につき、たっぷり3時間近く話をした。

元気が出た。彼も元気が出たと言った。「気合いが入り過ぎて、次のアポ先で調子いいこと言いそうでやばい。」だと。おお、どんどん言ったれよ。

ここは予約特典として、乾杯用のシャンパンがでる。ランチにシャンパンというのはなかなかいい。華やかだし、ちょっといい気分になる。思えば、BISのカフェテリアにもシャンパンは用意してあった。社内食堂で昼間っからシャンパン。あ、あんまり言っちゃだめだったか、これは。

あと、「メッセージプレート」なる特典もついてくるらしかった。予約の際、メッセージの入力を求められた。せっかく出してくれるというのだからと、ちょっと考えてから文字を打ち込んだ。

食事を終え、コーヒーとともに出てきたプレートが、これ。文字は「東京での再会を祝して!」思うところあって、お互いに東京を離れた。そして、いまこの町で会って、お互いにエールをおくりあう。

親友は「なんか感動した。」といった。うん、めでたいよな。