次世代システムの開発を凍結
沖縄銀行が次世代システムの開発を凍結した。
昨夜はバニラエアの深夜便で帰沖。成田からの出発が遅れた。機内でビールを一本注文し、少し眠った。
到着は午前2時。激しく降る雨の中、タクシーで首里に戻った。荷物を置いて、PCを立ち上げる。
28日付で沖縄銀行がプレスリリース*1していた。次世代システムの開発凍結を決定したという。NECが提供するオープン勘定系システム「BankingWeb21(バンキングウェブ21)」の稼働は、現時点では無期限でお預けということになる。
開発期間を延長したものの、最終的に完成する目処が立たなかったのだろう。いま使っている古いシステムを当面使うことにしたらしい。お気の毒にねぇ。
プログラムはともかく、機器(ハードウエア)の耐用年数がギリギリに迫っているのかもしれない。まさか、現時点で耐用年数を超えていることはあるまいが。ともあれ、機器については2016年1月以降に約19億円をかけて新しい機種に更改するのだと。
意外にあっさりギブアップしたのだな、という印象。さてはスルガ=IBMの高裁判決が決め手になったか。「プロジェクト中止提言義務」なる新しい視点が示された同判決を踏まえ、ベンダーが律儀に中止を提言したのかもしれないな。
プレスリリースのタイトル、「勘定系システム機器の更改に関するお知らせ」の文字が、一瞬「後悔に関するお知らせ」に見えたのは僕の気のせいか。