首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

沖縄銀行・決算

沖縄銀行の2015年3月期第1四半期決算が出た。以下はいずれも単体ベース、前年同期比の数字。

  • 経常収益:▲7.6%
  • 経常利益:▲34.7%
  • コア業務純益:▲9.7%
  • 純利益:▲33.7%


惨憺たる結果だ。まあ仕方あるまい。これが実力なのだろう。地元ミニコミ紙にも記事が出ていた。

「沖縄銀行、減収減益」 沖縄タイムス 2014年8月4日

  • 売上高に当たる経常収益は、昨年の株式市場の回復で出た株式の売却益が減少した上、役務取引等利益も落ち込み、前年同期比7.6%減の91億7400万円となった。
  • 大口融資先の債務者区分を見直したため、不良債権処理額が増加し、経常利益は34.7%減の18億4300万円で、減収減益だった。

ん?これは違うだろう。この記事を書いた記者はアホなのか?

「大口融資先の債務者区分を見直したため」に不良債権処理額が増えたのではない。前向きな話じゃないんだよ。

銀行の貸出資産の質が低下して、「債務者区分のランクダウンを余儀なくされたため」に不良債権処理額が増えたのだ。

そう。融資が腐って、不良債権として処理せざるをえなかったから、利益が減ったのだよ。

このクソ地元紙は、なぜか沖縄の銀行にはいつも甘い記事ばかり。広告を大口で出稿されているからか?それとも分不相応な自社ビル建設で融資を受けているからなのか?

決算の記者説明会で、メシ食わされてヘラヘラ笑いながら聞いてるからかどうか知らないが、どうしたらこんな銀行の言うなりのカス記事になるんだよ。

恥を知れよ。