オランダ×ブラジル
今日は倶楽部の理事長杯。早朝からの予定を無理言って午後からにしてもらう。なぜなら、今朝は三位決定戦だから。
ブラジルにとって、この三位決定戦は不要だった。しかも、フェリポンが「三位決定戦で、小さな幸せをつかまえる」といってしまったのだから、もう取り返しがつかない。
酷いサッカーだった。サッカー王国のプライドは、名実とも地に堕ちた。ブラジル人の心情を察して余りある。
組織の欧州、個の南米。ネイマールがピッチから去り、頼るべき個すらもなくなったブラジルに勝ち目はなかった。オランダに3点目が入り、控えのゴールキーパーが交代で登場。これで登録された23人が全員出場することになった。ああ、組織サッカーの完全勝利。
明日、アルゼンチンには勝ち目はないだろう。今大会のドイツは組織サッカーの権化だ。1990年のW杯、リネカーが吐き捨てた言葉が改めて心をよぎる。
"Football is a simple game; 22 men chase a ball for 90 minutes and at the end, the Germans always win." Gary Lineker
それでも明日の朝、何かとてつもないことが起こる。今夜だけはそんな夢を見てもいいだろう。