首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

豚足の唐揚げ/残波苑

急きょ声をかけてもらい、同僚たちの視察に同行することになった。

「豚足は食べられる?」と聞かれた。ええ、もちろんですとも。「おいしい豚足があるから、お昼はそこにしようか。」うわぁい、やったぜ。

小汚い食堂へ行くのかと思いきや、クルマが着いた先は残波岬にあるゴルフクラブ。ここの食堂で出している「豚足の唐揚げ」なるものが絶品だという。

クラブハウス2階にある食堂の名前は「残波苑」。中華料理メインらしい。クラブハウスのレストランとしては極めて珍しいね。メニューには「豚足の唐揚げ(パター)・1,851円」とある。結構いい値段するし。それにしても、パターっていったいなんやねん。

説明がメニューには添えられていた。「豚足を香味野菜と一緒に2時間かけて煮込み、臭みや余分な油分をなくして揚げました」とある。なかなか美味そうじゃないか。ともかく、絶品という豚足を食べずには置けないでしょう。
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しばらく待ったような気がする。そして供された品がこの写真。これがパター。豚足の唐揚げだ。

一見したところ、食べた後の骨がらにも見える。じっくりみると、肉もゼラチン部分もしっかりと付いている。飴色にこんがりと揚がった皮の部分が、なんだか北京ダックのようで結構おいしそうだ。

小皿にとり、おばさんに勧められるまま専用のタレをかけて食べた。

うわっ。これは美味いわ。いや、めちゃくちゃ美味いわ。カリッとした皮、しっとりした肉。中華風の香りが漂う。香味野菜?中華スパイス?いかにも食欲を掻き立てられる。

タレがまた美味い。甘辛い醤油ベースのトロリとしたソース。ニンニクが細かく刻み込まれている。このタレがあれば、なんでも絶品中華になってまうわ。ズルイ、いや、すごい。

ぺろりと完食。豚足料理としては、いままで食べた中でも最高レベル。はい、大満足です。

ちょっと高いかな。半額だったら毎週通ってしまうかも。