首里に住まう男

沖縄の古都、首里に移り住んだ関西人の表の顔

アーロンチェア搬入

自宅で愛用中のアーロンチェア

去年の4月に購入して一年半が経過。評判通りの座り心地で快適そのもの。これを今日、オフィスへ運び入れた。

オフィスワーカーにとって、パソコンと椅子は商売道具だ。これがしっくりこないと仕事がはかどらない。書家における硯と筆。武士の刀といっても過言ではない。

ところが、オフィスで使わせてもらっている椅子がいまいち。座面が明らかに左に傾いている。腰に変な負担がかかり、肩こりもここのところ辛く感じる。座っているのが正直苦痛だ。

背面にもたれかかると「キィー、キィー」と大きな音がする。コーヒーか何かを溢した大きなシミが座面に。そのうち慣れるかな、と思っていたが、半年たっても違和感は消えなかった。

別の部署では、背面がメッシュタイプの新しいイスが使われている。事務の担当者、若い社員も肘つきだ。へー、いいなぁ。

ええ、僕のは肘がついていません。肘かけがないイス。かれこれ20年近く宛がわれていなかったのでなんだか新鮮ではある。

今までは、役職によってイスのレベルが厳格に決まっていた世界に生きてきた。僕はもしかしたら、その価値観、常識に染まりすぎていたのかもしれないな。

たとえば、最初に入った銀行。そこでは最初の役職がつくと肘つきのイスになった。出世すると革張りになった。そんなルール、そんなヒエラルキーにこだわる組織だった。だから破綻したのだろうか。それなのに破綻したのだろうか。
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それにしても、このイスだけは何とかしたい。思い切って「新しいイスにならないでしょうか。」と上司に相談したみた。回答は「難しい」。がっくり。

しかし続いてありがたいお言葉が。「自分で買って持ってくるのはよい。」マジですか。じゃあ、自宅で使っているのを持ってきても良いってことですよね。じゃあ持ってきますよ。ホントに持ってきますよ。いいんですよね?

後部座席に積み込み、さっそく運び込んだ。